アメリカ旅行を楽しみにしているみなさん、こんにちは!
旅の醍醐味といえば、現地のグルメを味わうこと。
でも「アメリカのレストランでのマナーって日本と違うのかな」「チップはいくら払えばいいの?」など、不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
実は、アメリカのレストランでは日本とは異なる食事マナーやシステムがたくさんあります。チップの文化やテーブルマナーなど、知っておくと旅がぐっと快適になるポイントがいっぱい!
この記事では、アメリカ旅行で知っておくべき食事マナーの基本と、最低限覚えておきたい表現をご紹介します。これを読めば、現地のレストランで自信を持って食事を楽しめること間違いなしです。
アメリカのレストランシステムを理解しよう

入店からお会計までの流れ
アメリカのレストランでは、入店すると席に案内され、すぐにサーバーが水を注いでくれます。
メニューを渡されたら、ゆっくり選びましょう。アメリカでは急かされることはあまりありません。
レストランでの一般的な流れ:
- 入店・着席: 人数を伝え、席に案内されます
- メニューと水の提供: 水は基本的に無料で提供されます
- 注文: 飲み物、前菜、メインの順に注文します
- 食事: ゆっくり楽しみましょう
- お会計: 「Check, please」と声をかけるかジェスチャーで伝えます
- チップの支払い: 会計時にチップを加えて支払います
アメリカでは「テーブルは回転させる」という考え方がなく、長時間滞在しても問題ありません。特に高級レストランでは、食事を急かされることはまずないでしょう。
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アメリカの水事情
レストランでは自動的に水(水道水)が提供されますが、「Still water」(ミネラルウォーター)や「Sparkling water」(炭酸水)も頼めます。
ただし、これらは有料になることが多いです。水道水は「Tap water」と呼ばれ、多くの地域で安全に飲めます。
アメリカのテーブルマナー:基本を押さえよう
基本的なテーブルマナー
アメリカでのテーブルマナーは日本より少しカジュアルですが、基本的なマナーはあります。
カジュアルと高級レストランでの違い
カジュアルレストラン(ダイナー、ファストカジュアルなど):
カジュアルなレストラン(ダイナーやファストカジュアルなど)では、リラックスした雰囲気で食事を楽しめます。
ハンバーガーやフライドチキンなど、手づかみで食べられる料理も多いので、肩肘張らずに楽しめますよ。テーブルマナーも比較的緩やかなので、初めてのアメリカ旅行ではこういった店から始めるのもいいかもしれませんね。
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高級レストラン:

一方、高級レストランではより丁寧な言葉遣いとマナーが求められます。ドレスコードがある場合もあるので、予約時に確認しておくと安心です。カトラリーが複数セットされている場合は、外側から使い始めるのが基本。声のトーンも抑えめにするのがマナーです。でも、完璧にできなくても心配しすぎる必要はありません。店員さんは外国人観光客に対して理解があるので、基本を押さえておけば大丈夫ですよ。
チップ文化を理解しよう
チップの基本
アメリカでは「チップ」は単なるおまけではなく、サービス業従事者の重要な収入源です。最低賃金の一部として計算されているため、基本的に必ず払うものと考えましょう。
標準的なチップ額:
近年では多くのレストランで、レシートに15%、18%、20%の計算例が印刷されていて便利です。また、6〜8人以上の大人数では、自動的にチップ(Service Charge)が加算されることもあります。
チップの払い方
クレジットカード支払いの場合:
- レシートにチップ額を記入する欄があります
- 小計(Subtotal)にチップを加えた金額を「Total」に記入
- 署名をして完了
クレジットカードで支払う場合は、レシートにチップ額を記入する欄があります。小計(Subtotal)にチップを加えた金額を「Total」に記入して、署名をすれば完了です。簡単ですよね。
現金支払いの場合:
- お会計後、テーブルにチップ分の現金を残していきます
- または支払い時に「Keep the change」(おつりはチップとしてどうぞ)と伝えます
現金で支払う場合は、お会計後にテーブルにチップ分の現金を残していくのが一般的です。または支払い時に「Keep the change」(おつりはチップとしてどうぞ)と伝えるのもスマートな方法です。
チップが不要な場所:
ちなみに、ファストフード店やセルフサービスのカフェではチップは不要です。テイクアウトの場合も基本的には必須ではありませんが、最近では少額のチップ(5〜10%程度)を入れる人も増えています。
アメリカの食文化の特徴
ポーションサイズ
アメリカの食事で最も驚くのが、そのポーションサイズではないでしょうか。

日本の1.5〜2倍は当たり前で、「スモール」サイズを頼んでも「えっ、これがスモール!?」と思うことがよくありました。
でも、心配しないでください。対処法はいくつかあります。まず、シェアして食べるという選択肢。多くのレストランでは追加の取り皿を快く提供してくれますし、「We’ll share this」と言えば理解してもらえます。また、「Half portion」や「Appetizer size」があるか尋ねてみるのもいいでしょう。
対処法:
地域による食文化の違い
アメリカは広大な国土を持ち、地域によって食文化が大きく異なります。
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地域の名物料理を試すのも旅の楽しみの一つです!
特別な食事制限への対応
アメリカは食事制限に対して非常に理解がある国です。ほとんどのレストランでは、以下のような特別なニーズに対応してくれます!
アレルギーや食事制限を伝える際の表現
I have a food allergy to [食材].
「私は[食材]アレルギーがあります」
I’m vegetarian/vegan.
「ベジタリアン/ビーガンです」
I cannot eat gluten.
「グルテンを食べられません」
多くのメニューには、アレルギー物質や特別な食事に関するマークが付いていることも多いです。「V」はベジタリアン、「GF」はグルテンフリーを表していることが多いですね。不明な点があれば、遠慮なく店員に尋ねましょう。アメリカでは「質問するのは当たり前」という文化なので、気兼ねする必要はありません。
アメリカの食事マナーで避けるべき行動
食事中のNG行動
アメリカでの食事中に避けたほうが良い行動がいくつかあります。
まず、口に食べ物を入れたまま話すのはどこの国でもNGですね。また、日本では普通のことでも、スープをすする音はアメリカではあまり好まれません。静かに飲むようにしましょう。
レストランでの注意点
レストランでの注意点としては、チップを払わないのは大きなマナー違反です。サービスが極端に悪い場合を除き、必ず払うようにしましょう。また、日本では店員さんを呼ぶときに手を挙げて「すみませーん」と言いますが、アメリカではアイコンタクトか、手を少し上げるだけで十分です。指で呼ぶのは失礼にあたるので避けましょう。
マナーに気をつけて楽しもう!
アメリカでの食事は、マナーと基本的な知識を持っているだけで、ぐっと楽しくなります。この記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ現地の食文化を満喫してください。
チップのシステムを理解し、基本的なテーブルマナーを押さえておけば、アメリカのレストランでも安心して食事を楽しめます。大きなポーションサイズに驚いても、シェアしたり持ち帰ったりする方法があるので心配いりません。

わたしもアメリカ留学時代、大きなポーションサイズに感謝して持ち帰り、2日にわけて食べていました!(笑)
最後に大切なのは、完璧を求めすぎないこと。多少の間違いがあっても、笑顔と感謝の気持ちがあれば、きっと温かく迎えてもらえます。「Thank you」と「Please」を忘れなければ、だいたいのことは許されるものです。
アメリカの多様な食文化を存分に楽しんで、美味しい思い出をたくさん作ってくださいね!