
こんにちは、英語コーチ・カウンセラーのAmyです。
これまで30カ国を旅し、ニュージーランド、イタリア、そしてアメリカでの留学経験を持つ私。
でも、だからと言って、私がお金持ちだったわけではありません。(母子家庭で奨学金借りてました)
上手に費用を抑えて、留学してきただけなのです!
ということで、今回の記事では、費用を抑えた海外留学の実現方法をお伝えします。

「海外留学したいけれど、お金が心配で踏み出せない」
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。実は、工夫次第で留学費用は大幅に節約できるんです。
それでは、読んでみましょう!
はじめに|費用を抑えて留学するのは本当に可能?

なぜ「安く留学」が注目されているのか
近年、円安の影響で海外留学の費用は高騰傾向に…。
しかし同時に、リモートワークの普及やオンライン教育の発達により、これまでとは異なる留学スタイルが可能になりました。
私自身、限られた予算の中で複数回の留学を実現してきました。

ニュージーランドでの短期留学では、渡航費用を合わせて1ヶ月30万前後に抑えることができました!(2010年の体験のため、今は難しいかもしれませんが…)
重要なのは「安い=質が低い」ではないということです。
当時、大学で指定されていた留学は1ヶ月50万円。でも、私は1ヶ月30万円で留学しました。何が違ったのか?
それは、情報量の差だと感じています。
調べて調べて、調べ尽くす!
コストを抑えられる人は、この調査の段階に時間をかける人なのです。
留学費用の内訳(学費・渡航費・生活費など)
一般的な留学費用の内訳をみてみましょう。
学費(全体の40-50%)
- 語学学校:月10-20万円
- 大学:年間100-300万円
- 短期プログラム:月5-15万円
生活費(全体の30-40%)
- 家賃:月5-15万円
- 食費:月3-8万円
- 交通費・雑費:月2-5万円
渡航費・その他(全体の10-20%)
- 航空券:5-20万円
- ビザ・保険:3-10万円
- 初期費用:5-15万円
この内訳を理解することで、どこを削減すべきかが見えてきます。
費用を抑えた海外留学の方法7選【2025年最新版】
1. 授業料無料(+少額のセメスター費用)の国を選ぶ(例:ドイツ、北欧)
ドイツの場合
ドイツの多くの州立大学では、EU圏外の学生でも学費が無料または年間3-5万円程度です。私が調査したミュンヘン大学では、学期ごとの学生会費(約3万円)のみで受講可能でした。
北欧諸国
- ノルウェー:学費完全無料(生活費は高め)
- フィンランド:EU圏外は年間約15万円
- スウェーデン:年間約30-50万円
ただし、これらの国では生活費が高いんです…。
そのため、生活費を月15-20万円程度は見込んでおく必要があります。そうなると、学費は安くても全体で見ると、そこまでお得感はないかもしれません。
2. 語学学校より短期プログラムや交換留学を活用
留学と聞くと、長期留学をイメージしがちですが、そんなこともありません。

実際に私は2回、短期留学(1ヶ月ずつ)でNZへ渡航しています。
そしてそこで人生を変える経験をしてきました!
大学の短期プログラム
多くの海外大学が夏季・冬季に短期プログラムを開催しています。
通常の語学学校の半額程度で質の高い授業を受けられることが多いです!
交換留学制度
日本の大学に在籍している場合は、交換留学制度を最大限活用しましょう。学費は日本の大学に支払うだけで済み、現地では生活費のみとなります。
3. オンラインと現地のハイブリッド留学
2025年現在、多くの教育機関がハイブリッド型プログラムを提供しています。

私が留学へ行っていた頃にはなかった制度なので、とても興味深いです。
具体的な活用法
- 事前にオンラインで基礎を学習(費用削減)
- 現地では実践的な授業やインターンに集中
- 滞在期間を短縮して航空券・宿泊費を節約
私がカウンセリングした学生の中には、3ヶ月の予定を1ヶ月の現地滞在+2ヶ月のオンライン継続に変更し、総費用を40%削減した例もあります。
4. 渡航時期を工夫して航空券代を節約
ベストタイミング
- 1-2月、11月:最も安い時期
- GW明け-6月:比較的安価
- 8-9月、年末年始:最も高い時期
節約テクニック
- Skyscannerで価格アラート設定
- 平日出発・平日帰国を選択
- 経由便の活用(直行便より30-50%安い場合も)
実際に私がアメリカ留学時に活用した方法では、6月出発で渡航費用を抑えることができました。
5. ワーホリやインターンを組み合わせて収入確保
ワーキングホリデー対象国の最新時給(2025年)
- オーストラリア:最低賃金は時給AU$24.95(約2,700円)(2025年7月〜)に引き上げられ、フルタイム週38時間で約AU$948(約10万円/週)の収入が可能です。チップ文化はないものの、時給ベースが高く、生活コストを十分カバーできます。
- カナダ:地域ごとに異なりますが、バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)ではCA$17.40(約1,900円)が最低賃金(2025年現在)。物価も高めなものの、アルバイトでの収入は安定しており、飲食や接客系で経験を積めます。
- ニュージーランド:2025年の最低時給はNZ$23.15(約2,000円)。家賃を抑えれば、自炊生活でも十分にやりくり可能。観光業や農業系の求人が豊富です。
※レートは2025年8月現在の目安:
1AU$ ≒ 110円/1CA$ ≒ 110円/1NZ$ ≒ 87円で換算
インターンシップ
有給インターンなら月10-20万円の収入も可能です。特にIT系やマーケティング分野では、リモートインターンとの組み合わせで効率的に稼げますよ!
6. ホームステイやシェアハウスで家賃を抑える
コスト比較(月額)
- 学生寮:8-15万円
- ホームステイ:6-12万円
- シェアハウス:4-10万円
- ルームシェア:3-8万円
おすすめサイト
- SpareRoom(イギリス・オーストラリア)
- Craigslist(アメリカ・カナダ)
- WG-Gesucht(ドイツ)
アメリカ生活中は、Craigslistを活用し、月の家賃を5万円前後に抑えていました。
7. 奨学金・助成金制度をフル活用する
主要な奨学金制度
- JASSO海外留学支援制度:月2-12万円
- トビタテ!留学JAPAN:月12-16万円
- 各大学独自の奨学金:月3-10万円
- 民間団体奨学金:月5-15万円
申請のコツ
- 早めの情報収集(6ヶ月前から)
- 複数の制度に同時申請
- 具体的な留学計画の作成
自分には無理かも…と、諦めずに挑戦することが重要です!
費用を抑えるための具体的なコツと準備法
現地の物価リサーチを事前に行う
留学先選びで最も重要なのが、現地の物価調査です。
調査すべき項目
- 外食費:マクドナルドのビッグマック価格で比較
- 交通費:月間定期券の料金
- 日用品:シャンプー、歯磨き粉などの価格
- 娯楽費:映画館、カフェの料金
便利なサイト
- Numbeo:世界各都市の物価比較
- Budget Your Trip:都市別の1日当たり平均支出
現地の学生割引・無料サービスを活用
海外では学生証の威力が絶大です!
活用例
- 美術館・博物館:50-100%割引
- 交通機関:20-50%割引
- ソフトウェア:Adobe、Microsoft等が無料・格安
- 携帯電話:学生プラン月20-30ドル
使えるアプリ・サービス例(Wise、Skyscannerなど)
必須アプリ
- Wise:海外送金・両替手数料を大幅削減
- Skyscanner:航空券価格比較・アラート機能
- Hostelworld:格安宿泊施設検索
節約効果
- Wise使用で両替手数料を年間5-10万円節約
- Skyscannerで航空券を20-40%安く購入可能
おすすめの安留学先ベスト5【体験談付き】

1位:ドイツ(学費無料+生活コスト中)
月額費用目安:12-18万円
学費が無料(もしくは少額)なのが最大の魅力。ベルリンやミュンヘンでも月15万円程度で生活可能です。英語プログラムも豊富で、ドイツ語ができなくても留学できます。
※ただし、生活ではドイツ語を使う場面は多くあります。大学への長期留学の場合には、ドイツ語が必要となることが多いので、勉強しておくほうがいいでしょう。
英語が通じるかどうかでいうと、お隣オランダのほうが全然通じます。私は、ワーホリ後にフリーランスビザを取得してドイツで生活していましたが、ドイツ語は結構必要な場面が多かったです。
友人がフランクフルト大学に1年間留学し、アルバイトと合わせて月8万円の黒字を達成していました。EU内旅行も格安でできる立地の良さも魅力的です。
2位:フィリピン(格安語学留学+マンツーマン授業)
月額費用目安:8-12万円
マンツーマン授業が基本で、欧米留学の1/3の費用で同等以上の効果が期待できます。
おすすめ都市
- セブ:リゾート感覚で学習
- バギオ:涼しい気候で集中できる
- マニラ:ビジネス英語に強い
3位:カナダ(ワーホリ+就労可で収入確保)
月額費用目安:15-20万円(収入込みで実質5-10万円)
ワーホリなら週40時間まで就労可能。バンクーバーやトロントでは時給15-20カナダドル(1,200-1,600円)の仕事が見つかります。
4位:ポーランド(学費低+ヨーロッパ内移動可)
月額費用目安:10-15万円
ヨーロッパでありながら物価が安く、英語プログラムも充実。EU圏内の旅行も格安です。
5位:マレーシア(英語OK+物価激安)
月額費用目安:6-10万円
多民族国家で英語が通じ、物価は日本の1/3程度。クアラルンプールでも月8万円程度で生活できます。
トータル費用を比較|節約プランvs通常プラン
1ヶ月/3ヶ月/半年/1年で比べる留学費用モデル
1ヶ月短期留学の場合
項目 | 通常プラン | 節約プラン | 差額 |
航空券 | 15万円 | 8万円 | -7万円 |
学費 | 20万円 | 12万円 | -8万円 |
滞在費 | 12万円 | 6万円 | -6万円 |
生活費 | 8万円 | 5万円 | -3万円 |
合計 | 55万円 | 31万円 | -24万円 |
1年間留学の場合
項目 | 通常プラン | 節約プラン | 差額 |
航空券 | 20万円 | 10万円 | -10万円 |
学費 | 200万円 | 50万円※ | -150万円 |
滞在費 | 120万円 | 60万円 | -60万円 |
生活費 | 100万円 | 60万円 | -40万円 |
合計 | 440万円 | 180万円 | -260万円 |
※ドイツ等の学費が安い国を選択した場合
あくまで、概算です。
でも、調べれば必ず予算に合った留学先が見つかるはず。
目的さえしっかりと持っていれば、留学は可能なんです!
実際にどれくらい節約できる?
私がカウンセリングした学生の実例では、平均して40-60%の費用削減を実現しています。特に1年以上の長期留学では、節約効果がより顕著に表れます。
節約効果が高い組み合わせ
- 学費無料国+シェアハウス+アルバイト
- 短期集中プログラム+オンライン継続
- ワーホリ+有給インターン
まとめ|夢を叶えるための留学、無理なく実現しよう
費用を抑えた海外留学を実現するための7つの方法をご紹介しました!
ポイントをおさらいしましょう。
- 授業料無料の国を選ぶ – ドイツ、北欧諸国を活用
- 短期プログラムや交換留学を活用 – 質を保ちながら費用削減
- ハイブリッド留学 – オンラインと現地の組み合わせ
- 渡航時期の工夫 – 航空券代を大幅節約
- ワーホリ・インターン活用 – 現地で収入を確保
- シェアハウス等の活用 – 滞在費を半額以下に
- 奨学金制度の活用 – 複数制度への同時申請
「費用が理由で諦めない」ためにできること
留学は人生を変える素晴らしい経験です。費用の心配で諦める前に、まずは具体的な計画を立ててみてください。
今すぐできること
- 留学したい国・分野の費用調査
- 奨学金制度の情報収集
- 英語力向上(現地での選択肢が広がります)
- 貯金計画の作成
私自身、決して裕福な家庭出身ではありませんが、工夫と計画により複数回の留学を実現できました。30カ国を旅した経験から言えるのは、「お金がない」を理由に夢を諦める必要はないということです。
まずは、
なぜ留学したいのか?
これを自分に問いかけて、目的意識をしっかりと持つところから始めてみましょう。
あなたの留学の夢、一緒に叶えてみませんか?具体的な相談があれば、いつでもお気軽にお声かけくださいね。